工房 泥丹〔どろに〕
主房 菊池 亮
自己紹介: 生年月日: 1976年1月28日
出身地: 東京都八丈島
大学時代、中央アジア・アラブ・東西アフリカ・ヨーロッパ等をめぐるバックパッカーの旅で、人々や土で出来た建物や赤色の大地、見る景色全てが、印象に残った西アフリカマリ共和国。
その記憶は時を経ても色あせず、2005年29歳の時に仕事を辞め再びマリ共和国へ。
2度目の渡航でマリ伝統染色Bogolan〔ボゴラン〕に出会う。
染色の全ての工程は手作業、必要なのは染料となる植物、柄を描くための泥と羽根ペン。
そのシンプルさと、古き良きアナログさに魅力を感じ同年、マリのBogolan〔ボゴラン〕作家 Ibrahim Bourama Diarra〔イブラヒム・ブラマ・ジャラ〕の工房Diarrart〔ジャラート〕でボゴランを学ぶ。
師のIbrahim Bourama Diarraは、アフリカの伝統音楽と現代的なサウンドを融合させた独自の音楽性で世界的に評価が高いマリ出身のシンガーソングライターサリフ・ケイタ出演の国産映画の衣装も手がけた、伝統民族衣装のトータル的な技法を持ちつつ、伝統に縛られない独自のスタイルを打ち出す染色作家。
師の、「自分が教えるのはひとつの技術で、それをどう使うかはお前次第」という教えを受け、様々な意味をもつマリの民族のシンボルをちりばめつつ、具象的な図柄も交えた物語性を感じられる独自の作品作りを目指している。
アイテムは木綿、麻を中心とした生地を使い、大布から帽子、バッグやポーチ、木のアクセサリーなどの小物まで、オリジナルの手作り製品を作成するとともに、ジーンズやTシャツなどの既製品の後染めも行っている。
2005 マリ共和国の首都バマコにて伝統染色Bogolan〔ボゴラン〕の作家Ibrahim Bourama Diarraの工房Diarrartでボゴランを学ぶ。
2006 日本で唯一ボゴランの技法をベースに福岡で制作を始める。
2009 現地より材料を輸入して自家染色した泥染めラインナップ「Jolo teinture」をスタート
2010 福岡・博多にて工房「泥丹〔どろに〕」を設ける。